ずっと気になっていた本「パワーか、フォースか」を買って読んでいたら、その中で「奇跡のコース」という本が勧められていた。
「奇跡のコース」も、ちょっと気になる本ではあったので、買おうかなーでも難しそうだしなーと本屋で迷っていたら、「今まででいちばんやさしい『奇跡のコース』」という本を発見! さっそく購入して読んでいます。
今まで知らなかったのだけど、「奇跡のコース」は、キリスト意識から生まれたものらしく、私のバイブル「無条件の愛」もキリスト意識の本なので、いわば原作者が同じ。なので「無条件の愛」で理解しにくいところも、この「今まででいちばんやさしい『奇跡のコース』」で解説されていて、とても助かる、いい本だった。
読み進めていて、いちばん最初に付箋をつけたのが、ココ。
「忘れる」という能力を磨く、だって!?!
「忘れる」って、技術だったの? なんかすごいびっくりした…Σ(・口・)
だってだって「忘れられなくてつらい」とか「忘れたいのに忘れられない」とか、めっちゃ普通やん?!
能力を磨けば、忘れることは可能ってこと?
できないと思い込んでやろうとしなかっただけ?
さっそくやってみる。
「忘れる」ことが自分でできるのなら、
マインドブロックバスターの手法を使ってできるはず。
「忘れられなくてつらい」思い出は、まだまだ私の中にある。
どれにしようかな。
手始めに、「わたしは、昔の恋人にされた、イヤな仕打ちを忘れる」でブロック解除してみよう。
よしっ。
…
あれ?
…
そこに出てきたのは…
「わたしは忘れたくない。忘れるもんか」という強い抵抗。
そうか…
「忘れたい」んじゃなくて「忘れたくない」んだ。
自分で選んでたんだ。「忘れないという選択」を。
わたしは今まで、「自分の心は自分で変えられる」とは思っていたけれど、
「忘れられないつらい思い出」は、気にならなくすることはできるけど忘れることは難しいし時間もかかると思っていた。
だけど違ったんだ。これも自分の選択だったんだ。
もしこれを読んでいて、「どうしても忘れられないつらい記憶」がある人は、
「もしこの記憶をなかったことにできるなら」とシミュレーションしてみて。
そしてそこに何が出てくるか、自分の中をよーく観察してみてほしいと思う。
忘れることへの抵抗の下には、
もし忘れてしまったら、自分を傷つけた人に思い知らせることができなくなってしまう、とか
もし忘れてしまったら、自分はかわいそうじゃなくなってしまう、とか
もし忘れてしまったら、また同じようなことが起きたときに対処できないから困る、とか
もし忘れてしまったら、自分はがんばれない、とか
いろーんな気持ちが見えてくると思う。
そこで見つけた気持ちこそが「忘れない」という選択をした理由のはず。
自分で選択してたんだ、ということに気づくだけで、
意識は驚くほど変わる。
その証拠に、「昔の恋人にされた、イヤな仕打ち」を、なんかもう、どーでもいっかぁ?と思い始めてる自分がいる。
重たい荷物を、今まで大事に持っていたんだなぁ。いつか仕返ししようと思って。仕返しなんてできるわけないのにね。なんて不毛だったんだろう。
そうやって自分を守ってきた「わたし」を、なんだかかわいそうでかわいく思えてきてる。
ここまで離れて見れたら、もう大丈夫なんだな。
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