非常事態と呼ばれるシチュエーションが皆のもとに平等に(?)訪れて、
なんだか人が、より優しくなった人と、より厳しくなった人に分かれてきているように感じています。
遠く離れた地で起きた災害と違い、
自分の足元に押し寄せてきている非日常の中、
取り繕うことができず、心の中で優位になっている感情が表出しているのではないだろうか。
恐れが過半数を占めているのか、
それとも愛が過半数を占めているのか、
ここでどちらを選ぶのか、
この先どちらへ向かいたいのか。
きっちり決めることが求められている?
だけど、試されているというよりは、
こっちだよ、と進路を見せてもらっているような感じもある。
ほんというと。
厳しくなった人、恐れが勝っている人は、いるようでいない。
居るのはテレビの中とか、誰かの話の中とか。
幻の中の存在なのです。
だからもしかして、選ぶべきなのは、
幻を信じるのか、それとも自分の中のリアルを信じるのか、
そこを見つめることなのかもしれません。
どちらにせよ、
多くの人に内観の時間がプレゼントされていることはたしかです。
