こんにちは。ふぬき調律師さちこばです。
前回のブログで、ときめき片付けと断捨離の違いについて少し触れたのですが、それについてもう少しつっこんで書きたいと思います。
ときめき片付けと断捨離、どっちがいい?
実際、どっちがいいのかというと、私の印象では、
取り掛かりやすいのは、「断捨離」のほうで、
リバウンドしにくいのは「ときめき片付け」かなと思いました。
断捨離のほうが取り掛かりやすい理由:時間がなくても取り掛かれる。
断捨離は、小さな単位で完結させることができます。
例えば、今日はキッチンだけとか、
時間がない時は、引き出し一つだけとか、
スペースごとにできるので、毎日少しずつ進めていくことができます。
それに対し、ときめき片付けは、
ぜーんぶ出してチェックするから、まとまった時間が必要。
もちろん、服だけ、とか、靴だけ、とか単位を小さくすることはできるのですが、
品目別になるので、一気にやってしまったほうが早いです。
また、順番を守る、という決まりがあるので、ちょっとハードルが高い感じがします。
わたしのイメージでは、3日くらいかけて一気にやるといいように思います。
ときめき片付けがリバウンドしにくい理由:捨てる基準がハッキリしてる。
「捨てる基準」の違いについて。
ときめき片付けは、最初に「理想の暮らし」を考えます。
捨てる基準は言うまでもなく「ときめくか、ときめかないか」です。
(仕事に使うモノなどは「効率がいいか、よくないか」という基準でもOKだそうです)
断捨離の捨てる基準は「“私”が“今”使うか」です。
“これ”はまだ使える(主語が私じゃなくてモノになっている)とか、
これは“いつか”使う(今ではない)といった基準で残さないということですね。
両方試してみたのですが、最初に「理想」を考えたほうが、
その理想に合うか合わないかで残すか捨てるか決められるので、ときめき片付けのほうが私はラクでした。
・整理収納の前に自分の“適正量”を把握することができる
・新しくモノを買うときに「理想」に合わせる
という点からも、リバウンドしない片付けが実現できそうです。
到達点はどちらも「理想の暮らし」の実現
ときめき片付けをA、断捨離をBとしたら、私の中ではこんな感じ。
Aルート:先に理想を考えて、それに合わせて一気に取捨選択していく。
Bルート:できる段階から取捨選択し、それを何度も繰り返し、最終的に理想を作り上げる。
到達点は、どちらも同じです。
これを、“理想の自分の実現”に当てはめてみたら、こんなイメージになります。
Aルート:理想の自分を決めて、行動・思考をそれに合わせて変えていく。
Bルート:行動・思考を少しずつ変えながら、心地いい状態を探っていく。
あなたはどっちの道を進んでますか?
「理想の自分」実現への道のりは遠い?
元旦に新年の抱負を立てた時などは、Aルートを目指す人が多くなりそうですね。
Aルートは、ゴールが明確なのがいいところ。だけど、ゴールがあんまり遠いと、息切れして疲れちゃう。
いっぽうBルートは、自分のペースで進めるのがいいところ。だけど、いろいろやってるうちにゴールが見えなくなってやんなっちゃう。
理想の自分を目指してがんばっても中途はんぱになってしまうのは、こんなことが原因なのかもしれません。
わたしは、何年も前に書いた「新年の抱負」が、昨年書いたものとほぼ同じということに気づいて愕然としたことがあります。
セラピストになってからは、もうひとつ、新しい道があることに気付き、
いまそれを実行中です。
それは、
Cルート:セルフイメージを変えると、思考・行動が自然に変わる
という道。
セルフイメージを変えるには、マインドブロックバスターの手法がとても役に立ってくれます。
ブロック解除することで、「理想」と「セルフイメージ」の間にあるギャップが気にならなくなります。
だから、理想と現実の間に距離があっても、それをネガティブにとらえなくなります。
「理想の部屋」は作れても「理想の自分」には、いつまで経ってもなれないでしょう。
だって、理想を実現した自分には、新しい理想があるはずだから。
理想と現実に距離があるのは当たり前、普通のことなのです。
だからそれを重たく考える必要はないんだ、ということに気づいてからは、足取りが軽くなったような気がします。
だから、その距離がもし重くのしかかっている人がいたら、それを軽くするお手伝いはできるかもしれません。
あ、大掃除のお手伝いはできませんのであしからず。そこは各自でがんばりましょうね!
わたしも、やりかけの「ときめき片付け」年内終了目指してがんばります!
環境をクリアにして、来年もまた凝りもせず「新年の抱負」を新しく立てて、ギャップを楽しもうと思ってます。